日本では一番飲まれている緑茶。
日本で生産されているお茶のほとんどは緑茶なので、私たちは物心ついたときから口にしています。
緑茶といっても種類は多く、日本各地の茶畑でさまざまな銘柄の緑茶が作られています。
近年健康ブームとなり、健康志向が強くなったので健康的な食事や運動・お茶なども人気が出てきました。
脂肪燃焼効果のある緑茶としてヘルシアや伊右衛門の特茶など、商品開発も進み、健康茶としての緑茶も、スーパーなどでは当たり前のようにずらっと販売されています。
そもそも緑茶にはどのような効果や効能があるかご存知ですか?
健康によいとされる有効成分なども多く含まれているので、緑茶そのものが健康茶であると言えます。
今回は、私たちのとても身近にある「緑茶」について詳しくご紹介していきます。
「緑茶にはどれくらいの種類がある?人気の銘柄って何?」
「緑茶には、どのような有効成分が含まれているの?」
「緑茶はどうやっていれると美味しく飲むことができる?」
緑茶はいれ方ひとつにしても、美味しく飲むことができる正しい方法があり、実際にご存知でないかたも多く、自分なりの方法で楽しんでいる家庭もたくさんあります。
あまりに身近な飲み物なので、正しい入れ方や効果や効能など知らずに飲んでいませんか?
せっかく飲むのであれば美味しく、さらに健康によいことを知ることで、いつも以上に美味しい緑茶を楽しむことができますね。
緑茶が好きなかた、お客様のおもてなしでどのようなお茶が良いか困っているかた、緑茶をもっと美味しく楽しみたいかた、手軽に味わえる美味しい緑茶を知りたいかた、緑茶の効果や効能について改めて知りたいかたなど、さまざまな人の参考になれば幸いです。
緑茶とは
まずは、緑茶について歴史や種類、製造方法や含まれている成分についてみてきましょう。
緑茶の歴史
私たちが飲んでいる緑茶は、どのようにして飲まれるようになったのかご存知ですか?
記述によると、平安時代初期の「日本後期」に煎じて奉った事実が残されています。
中国の進んだ文化などを取り入れるために、日本は遣唐使を送っていたので、遣唐使や中国からの留学僧によって伝えられたといわれています。
このころの緑茶はとても高級なものだったので、貴族など階級の高い人しか飲むことができませんでした。
その後、安土桃山時代に千利休らが茶の湯をつくり、庶民にも少しずつお茶が浸透し始めました。
実際に緑茶を含むお茶が、日本人の生活に根付いたのは大正末期から昭和初期といわれています。
古くからあるように思われているのですが、まだまだ歴史の浅い飲み物なのですね。
―参照 お茶の歴史 日本でのお茶の歴史|お茶百科 伊藤園公式サイトよりー
日本の緑茶の種類とは?
緑茶といっても、たくさんのお茶の種類がこの分類に含まれています。
「緑茶と煎茶の違いってなに?」などの疑問の声があがっていますが、煎茶は緑茶のひとつです。
そんな緑茶ですが、どのような種類があるのか見ていきましょう。
・煎茶
日本の緑茶のうち全体の7割ほどを占めているのが煎茶です。
私たちが家庭でよく飲んでいる緑茶は「煎茶」ということになります。
お茶の葉を積んだ後、軽く蒸して揉み乾燥させて作られています。
詳しい作りかたは後ほどご紹介します。
・かぶせ茶
畑にすだれや藁をかけて栽培される緑茶で、20日よりも短い期間かぶせて出来上がります。
・玉露
煎茶の中でも高級とされているお茶で、かぶせ茶と作り方がとっても似ているのが特徴です。
茶畑にすだれや藁をかけるのですが、かぶせ茶と比べると20日以上の期間かぶせています。
数日の違いですが、かぶせる期間でかぶせ茶なのか玉露なのか分類されています。
・粉茶または粉末茶
回転ずしなどでも見かける粉末状の緑茶は粉茶と呼ばれています。
これは、一般的に煎茶を作る際にでる細かい茶葉を集めたものでできています。
・番茶
作り方は煎茶とほとんど一緒ですが、茶葉を収穫する時期が違い、夏以降に収穫した茶葉を三番茶や四番茶、次の栽培に向けて切り取った茶葉を秋冬番茶、
煎茶の製造中にはじかれてしまった大きな茶葉である川柳などの茶葉を使って作られています。
・抹茶
抹茶はてん茶が原料となります。抹茶は日本作業中央会で、次のように定義されています。
「覆い下で栽培生葉を揉まないで乾燥した碾茶を茶臼で挽いて微粉状に製造したもの」
茶臼以外の方法で微粉末にしても抹茶と言えるとしています。
―参照 抹茶|Wikipediaよりー
・ほうじ茶
煎茶や番茶を強火で炒って、香ばしさを出して作られています。
・玄米茶
豆の風味が香ばしくポップコーン状になった玄米も入っている子どもにも人気の玄米茶。
玄米茶は番茶(または煎茶)を強火で加熱したものと、蒸して炒った玄米を同じ分量で混ぜて、作られたものです。
中には、抹茶や塩が混ぜられたものもあり、緑茶の一種であります。
この他にも番茶や豆茶、漬物茶というお茶もあり、本当にたくさんの種類があるのです。
茶摘みについて
茶摘みの時期は、「夏も近づく八十八夜♪」という茶摘みの歌詞にもあるように、立春から88日目の5月1日と2日のことを指しています。
5月上旬に収穫した茶葉は「一番茶」や「二番茶」という新茶になり、お茶のなかでも一番新鮮でおいしいお茶とされています。
「一芯二葉」という言葉があるように、葉が5枚ほど開いた頃、上のほうにあるひとつの芯とふたつの葉を摘む方法が、美味しいお茶ができる摘み方とされています。
機械をつかった茶摘みの方法もありますが、一芯二葉の茶摘み方法は、人の手でなければできないので、手間暇かかる作業なのです。
緑茶の製造方法
緑茶の作り方ですが、基本は茶揉みで作っていきます。
まずは、葉の成分がそのまま変形しないように酵素の働きを止める失活という方法を行います。
これは蒸熱と言われており、葉を蒸す作業を行います。
茶を蒸す方法はひとつではなく数種類あり、蒸し方でお茶の種類が変わってきます。
蒸した茶を振るって、手揉みを行います。
手で揉むことによって、私たちがよく目にする針のような茶葉の形へと変わっていきます。
揉み終わったら軽くほぐしてからしっかりと乾燥させていきます。
近年では製造のほとんどが機械化されており、手作業で行う茶園は少なくなってきています。
飲み物以外にもさまざまなところで活躍している緑茶
緑茶は、ペットボトルや家庭にて急須で飲んでいる緑茶以外にも、
さまざまな加工品に利用されており、わたしたちもよく食しています。
例えば、お茶漬けのもとや入浴剤・デオドラントスプレーの香料、石鹸などにも使用されていますね。
他には、抹茶であればそばに混ぜて茶そばにしたり、天ぷらの塩として使われたりします。
緑茶は様々なかたちで生活を支えてくれているので、機会があれば家でも探してみてくださいね。
緑茶に含まれている有効成分とは?
最後に、緑茶は健康によいとされているのですが、実際どのような有効成分が含まれているのでしょう。
体によいとされる有効成分は、
・タンニン(カテキン)
・カフェイン
・テアニン(アミノ酸)
・サポニン
・ビタミン(β―カロテン、ビタミンB1・B2、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ビタミンCなど)
・ミネラル(カリウム、カルシウム、リン、マンガンなど)
・クロロフィル(葉緑素)
・フッ素
・GABA
・食物繊維
などが挙げられています。
それぞれどのような効果や効能をもたらすのかは、後ほど詳しくご説明しますね。
緑茶の味~おいしい?まずい?
緑茶を飲んだことがないという人は少ないかと思いますが、皆さんが飲んでどのように感じているのか、苦手な人はいるのかなど気になるところです。
緑茶の味を言葉で表現するのは難しいのですが、緑茶は甘み・苦み・渋み・うまみの4種類のバランスにより、種類やいれ方によって少しずつ見た目や味わいが変わってきます。
緑茶の高級茶の場合には旨味が強かったり、コクやまろやかな口当たり、そして甘味があったりします。
日常的に飲む緑茶は、心地よい渋みがあり、甘さは少し弱めですっきりとした味わいです。
香りは、新茶の場合には青々とした若葉の爽やかな香りを感じることができ、玉露などは気品高い芳醇な香りが特徴的です。
ほうじ茶や玄米茶などは、香ばしい風味で特徴的なのでどちらかというと表現しやすいですね♪
ペットボトル飲料のお茶もメーカーによって、バランスが違い、人によって好みが分かれます。
例えば、「お~いお茶」はすっきりはっきりとした味わいでクセがありません。
「綾鷹」は抹茶のような風味があり上品な味わい。「生茶」は若葉の爽やかな香りと甘みが特徴です。
さて、緑茶が嫌いな日本人がいるのだろうかと思う人も多いかもしれませんが、実は意外にいるもので、緑茶の苦みや渋みが苦手だという人もいます。
お客様のおもてなしとしても活躍している緑茶ですが、苦手な人もいることを頭の片隅においておくと、相手にも不快な思いをせず、お茶を提供することができますね。
緑茶の14つの効果と効能~ダイエットや便秘改善効果はどう?
緑茶には身体によいとされる有効成分がたくさん含まれています、実際にどのような効果や効能をもっているのか具体的に説明していきます。
眠気覚まし効果
緑茶にはカフェインが含まれています。
カフェインの作用で有名なものとしては、眠気が覚める効果ですね!どうして眠気が覚めるのでしょうか。
眠くなる原因のひとつにアデノシンという成分があります。
カフェインはそのアデノシンの働きを阻害する力があるのです。
さらに、カフェインは身体に吸収されるのが早いので1時間かからない時間で効果を発揮します。
そのため、食事後に飲むのもよいですし、眠くなった時に飲んでも効果が期待できます。
ただ、眠る前などに飲みすぎてしまうと目が冴えて寝付けなくなることもあるので、飲む時間帯には注意した方がよいですね。
デトックス効果がある
お茶には利尿作用があるので、お茶を飲んだ後トイレに何度も行くという経験をした人も多いでしょう。
トイレが近くなるので、緑茶をあまり飲まないという人もいますが、実は利尿作用はむくみ対策になります。
緑茶に含まれているカフェインの働きは、腎臓に作用します。
血管を拡張する働きがあり腎血流が増加、そのためナトリウムの再吸収を抑える働きがあります。
さらに、尿の生成量が増え、排尿の回数や数が増えるのです。
尿の量が増えることで身体にたまっている老廃物を外に出すことができます。
そのため、むくみが解消され健康によくすっきりとした体形を保つこと可能です。
また、緑茶にはクロロフィルという葉緑素が含まれています。
クロロフィルは胃腸内に付着している老廃物を吸収し、そのまま体外に持ち出す働きをもっています。
またダイオキシンや有害ミネラルであるカドミウムや鉛も一緒に除去してくれるので、デトックス効果が期待されているのです。
眠気覚ましと同じく、飲みすぎて夜中トイレに何度も行く場合もあるでしょう。
飲みすぎには注意して適度に楽しんでくださいね。
―参照 葉緑素(クロロフィル)|株式会社わかさ生活公式サイトよりー
リラックス効果がある
抹茶や玄米茶などの緑茶にはギャバ(GABA)という成分が含まれています。
GABAという名前のチョコレートもあり、成分についても少しずつ知名度が上がってきました。
ギャバは、脳に存在している興奮した神経伝達物質を抑える成分で、アミノ酸のひとつです。
主に体内で創り出される成分ですが、足りないがためにイライラしたり不安になったり緊張したりします。
特に過度なストレス社会に身を置く人にとっては、必要不可欠な成分ですよね♪
リラックス効果があるので、安眠にも効果的です。
お茶にはカフェインが含まれており覚醒作用もあるので、眠る前に飲むと目が覚めてしまうこともありますが、上手に飲んでみてくださいね。
美肌効果&アンチエイジング効果
緑茶にはポリフェノールが豊富に含まれており、強い抗酸化作用があります。
ポリフェノールは自然界には5,000種類以上存在しており、そのひとつにカテキンがあります。
茶カテキンとして、近年注目されていますね。
カテキンはお茶に含まれており、お茶独特の苦み成分でもあります。
カテキンには抗酸化作用、抗ウイルス作用、抗がん作用など様々な作用があり注目されている成分です。
抗酸化作用とは、肌のシミや髪の毛つややかさなど酸化で起こる作用をストップする働きです。
そのため、シミやしわの予防に繋がり、アンチエイジング効果が期待できます。
さらに、老化をふせぐ抗酸化作用があるビタミンEや、美白効果が借るビタミンCなども含まれおり、美容効果が期待できるお茶なのです。
疲労回復効果
玄米茶などの緑茶にはビタミンB群が多く含まれています。
ビタミンB群は、エネルギー供給や老廃物の代謝に働きかける元気のもとと言われており、不足することで疲れやすい身体になってしまうのです。
ビタミンB群には、リボフラビンやナイアシン、葉酸やコリン、PABAなどが含まれており、それぞれに役割がありどれも欠けては困る成分です。
豚肉やレバー、うなぎやさんま、納豆、ほうれん草などに多く含まれているので、お茶からだけでなく、様々な食品からも摂り入れていきましょう。
参照:疲労回復のための栄養素の効果的な摂取|東京医科大学公式ホームページより
がんの予防になる
近年研究により、ビタミンCやクロロフィル、βカロテン、ビタミンEなどの成分もがん予防効果があることが分かってきています。
お茶に含まれているカテキンにもデトックス効果や抵抗力増加などから、がん予防の効果があることも研究が進んできています。
サルフォード大学のマイケル教授は、「抹茶がヒトの乳がん細胞に与える影響は非常に顕著で、その活性成分が一部のがん細胞拡散の信号ルートを遮断する効果は、外科手術に似ている」と指摘しています。
日本でも、静岡県立大学グループにより、緑茶のカテキン類が発がん物質の働きを70~80%抑える働きを研究結果として報告しています。
―お茶の種類とがん予防効果|公益社団法人 静岡県茶業会議所公式サイトよりー
虫歯や歯周病・口臭予防
虫歯は、ミュータンス菌が歯にくっつき、酸をつくりエナメル質を溶かすことでできます。
食後や食事中にカテキンの含まれたお茶を飲むことで、カテキンがミュータンス菌の増殖を抑える働きをします。
そのため、虫歯の予防や虫歯や食べ残しの菌から発生する口臭の予防に繋がるのです。
はみがきやうがいも効果的ですが、外出先でするとなると準備などもあり大変です。
手軽に虫歯対策や口臭予防ができるので、お茶を飲んで予防する方法はおすすめです。
また緑茶にはフッ素も含まれています。
近年フッ素入りの歯磨き粉なども販売されていますが、フッ素は歯を強くし、虫歯にならないように抵抗力を付ける働きをもっています。
カテキンやフッ素の力により、虫歯や歯周病・口臭の予防が期待できます。
食中毒予防などの抗ウイルス作用がある
緑茶などに含まれているカテキンは、上記のように虫歯の原因となるミュータンス菌だけでなく、
さまざまな種類の細菌やウイルスの増殖を防ぎます。
インフルエンザウイルスやノロウイルスなどが体内に入ってしまうと、他の細胞にくっつこうとします。
カテキンを摂取していることで、ウイルスが細胞をくっつきにくい状態をつくることができます。
細胞同士がくっつかずに増殖せず、結果的に風邪やインフルエンザなどの予防に繋がります
他にも大腸菌のO-157やダイオキシンの抑制、エイズにも効果があることが分かってきています。
ダイエット効果が期待できる
緑茶はノンカロリーなので、カロリーが気になる人にはおすすめの飲み物です。
さらに、緑茶やコーヒー・紅茶に含まれているカフェインには、ダイエット効果があります。
近年トクホで脂肪燃焼やダイエット効果などとして販売されるようにもなってきました。
その理由のひとつとして、カフェインは、脂肪の燃焼を促進する働きがあるのです。
脂肪を分解する酵素『リパーゼ』の働きを助け、脂肪を燃焼しやすくしています。
さらにカフェインには脂肪を体内に吸収させることを抑制する働きももっています。
カフェインのパワーによりダイエットに効果が期待できると考えられています。
カフェイン以外にもポリフェノールのひとつであるカテキンには、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。
また、抹茶などに含まれているギャバには、中性脂肪やコレステロールを抑える働きがあります。
緑茶に含まれているカフェインやカテキン、ギャバなどの力によってダイエット効果が十分に期待できます。
―参照 緑茶の効能と美味しい入れ方|公益財団法人長寿科学振興財団健康長寿ネットよりー
生活習慣病の予防になる
緑茶を飲むことは、現代人に多い生活習慣病の予防に繋がることがわかってきています。
例えば、静岡県立大学の研究では、糖尿病の一歩手前の状態からでも、1日7杯の緑茶を飲むことで血糖値の改善が見込めるという研究が報告されています。
日本人の成人5人1人は糖尿病または糖尿病予備軍とされており、日頃から注意し予防していくことが大切ですね。
緑茶は日常的にも飲むことができるので、美味しく健康的な身体をつくっていきましょう。
―参照 血糖値を改善する緑茶カテキン|健康長寿のサプリ学サイトよりー
便秘の予防や解消になる
緑茶に含まれているカフェインは、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進する働きがあります。
人は胃に物がはいると大腸の蠕動運動が活発に働き、便が肛門に送られます。
蠕動運動が弱い人はコロコロの硬いうんち、逆に蠕動運動が過剰になってしまうとやわらかうんちとなります。
便秘の場合には硬いうんちになるので、蠕動運動を促すことで便の排出を助けることになるのです。
さらに、緑茶に含まれているカテキンには善玉菌を増やす働きをもっています。
善玉菌が増えることで腸内環境が整い、便秘になりにくい体つくりをすることができます。
食物繊維も含まれているので、便の排出を助けてくれます。
カフェインやカテキン、食物繊維が含まれている緑茶は、便秘に最適と言えますね。
便秘中の人や便秘気味の人など、食事や日頃の水分補給の際に飲んでみてくださいね。
アトピーや花粉症に効果がある
緑茶にはポリフェノールのひとつであるカテキンが含まれているのですが、カテキンには抗アレルギー作用があるトラニラストという薬と同じアレルギーを抑える働きがあります。
カテキンは体内で、アレルギー情報伝達物質の発現を抑制する作用があり、さらに、炎症や免疫反応の原因となる細胞の活性化を抑制します。
そのため、アレルギーによるかゆみや鼻づまりなどの症状も緩和してくれるのです。
―参照 つらい花粉症シーズンに注目!カテキンのアレルギー緩和効果|伊藤園公式サイトよりー
体調を整える
人の体は弱アルカリ性に保たれています。
しかし近年は、食事も変化しており、高カロリーの食事が多くなってきました。
このほとんどは酸性の食べ物なので、どうしても体が酸性化されてしまうのです。
そうなると、体調が悪くなることがあります。
お茶はアルカリ性の飲み物なので、体内のペーハーを整えてくれる働きをもっています。
認知症の予防になる
東北大大学院医学系研究科の栗山真一講師らの研究によって、緑茶を1日に2杯以上飲む人は認知障害になりにくいことを発見されました。
仙台市内の70歳以上を対象に認知機能検査を受けた1000人以上の人に、緑茶を飲む回数を尋ねました。
緑茶を飲む回数が週に3杯以下の人の認知障害がある割合に比べると、1日2杯以上飲んでいるひとは、認知症の割合が53%も低いことが分かったのです。
その後、動物実験によりカテキンが神経細胞を保護することがわかりました。
今度の研究にも注目が集まりそうです。
―参照 緑茶 認知症予防に効果|朝日新聞デジタルサイトよりー
緑茶のカフェインはどれくらい?妊娠中の妊婦は飲んでも大丈夫?
緑茶にはカフェインが含まれているので、カフェインが苦手な人や妊婦さんは、カフェインの量が気になりますね。
妊娠中、特に妊娠初期のカフェインの過剰摂取は、流産のリスクが高まるため、厚生労働省などでも注意喚起されています。
1日当たりの推奨量としては、約200㎎以内であれば大丈夫とされています。
食品安全委員会のデータによると、緑茶の種類によって、含まれているカフェイン量が違います。
お茶の種類 | カフェイン量 |
煎茶 | 20㎎ |
ほうじ茶 | 20㎎ |
玄米茶 | 10㎎ |
番茶 | 10㎎ |
かまいり茶 | 10㎎ |
玉露 | 160㎎ |
抹茶 | 64㎎ |
(お茶100mlあたりで計算)
表をみても分かるように、玄米茶や番茶のカフェイン量が10㎎に比べて、玉露は160㎎ものカフェインが含まれています。
お茶の種類によってカフェイン量が異なるので、飲む際に注意してください。
しかし、最近ではノンカフェインの飲み物も多数出てきているので、どうしてもカフェインが気になる方はノンカフェインやカフェインゼロのお茶を楽しんでくださいね♪
緑茶のいれ方、作り方とおすすめの飲み方
同じ茶葉の緑茶でも、いれ方が違うだけで驚くほど味わいが変わってきます。
お茶屋さんで美味しく飲んだ緑茶の茶葉を購入し、自宅でいれてみると、全然違う味だった!
というような経験をされた人も多いのではないでしょうか?
まずは基本となる緑茶のいれ方をみていきましょう。
緑茶(煎茶)の美味しいいれ方
緑茶の種類によって、そそぐお湯の温度や蒸らす時間がかわります。
今回はよく家庭でも飲まれている煎茶のいれ方をご紹介します。
水は基本的に軟水を使用しましょう。
まず、急須に4gほどの茶葉を入れましょう。
ポットなどのお湯を一度湯のみに移し、湯のみを温めます。
湯冷まししたら、急須に湯を注ぎましょう。蒸らす時間は30秒ほどでやや短めです。
その後、均等に注ぎ分ける、何回かに分けて湯のみに入れていき、最後の1滴まで絞り切ります。
茶葉が急須の中でクルクル回るように、急須の蓋についている穴の部分は、急須の口側に向けると、より一層美味しいお茶を楽しむことができますよ♪
緑茶(抹茶)のアレンジにはどのようなものがある?
緑茶の中でも若者にも人気の抹茶!
抹茶のアレンジは幅広く、インターネットでも様々なレシピが公開されています。
例えば、コーヒーと抹茶を混ぜたカフェモカ、抹茶アイス、抹茶の生キャラメル、抹茶ドレッシングなど、ちょっと違ったレシピもあります。
お酒に混ぜてカクテルにする、天ぷらなどの料理の調味料としても使用されています。
抹茶好きであれば、様々なお菓子や料理に抹茶を活かしてみてはいかがでしょう。
いつもと違った味わいを楽しむことができますよ。
緑茶それぞれの特徴を生かしたアレンジ方法があるので、試してみてくださいね♪
緑茶は楽天やamazonで買える?おすすめ6選
緑茶は小さなスーパーやコンビニでも手に入るので、とても身近な飲み物です。
毎日飲む家庭も多く、ネット通販での購入も便利ですね。
2リットルのペットボトルで飲んでいる場合には、ネットの定期便が便利です。
どのような緑茶が人気なのか、ピックアップしてご紹介します。
伊藤園 おーいお茶 プレミアムティーバッグ
市販の緑茶というと、やはり伊藤園のおーいお茶が安定の人気商品です。
近年では宇治抹茶入りの緑茶(ティーバッグタイプ)も販売されており、Amazonなどでもランキング上位になっています。
一箱に50袋入っており、一袋で2杯分、さらに個包装となっており、コスパも高く人気です。
ホットだけでなく、アイス(水出し)も可能なんですよ!
ホットミルクにいれても美味しいと評判ですし、マイボトルに水とティーバッグを入れて持ち運びもOKです。
しっかりとした味わいと綺麗な色が出るので、見た目も美味しくいただけます。
詳しくはこちらからどうぞ。
伊右衛門 インスタント緑茶
伊右衛門も上品な味わいの緑茶なので、ペットボトルも人気がありますが、実はスティックタイプのインスタント緑茶という商品も人気です。
コーヒーなどのインスタントはよく飲んでいるので知らない人は少ないのですが、緑茶のインスタント、ましてや伊右衛門があることをご存知の人は少ないようです。
お湯でも冷たい水でもさっと溶けるパウダータイプなので、手軽に飲むことができます。
さらにかぶせ茶と抹茶、煎茶がブレンドされており深い味わいが人気です。
茶殻がでない、手軽、安くて美味しいと評価も高い商品です。
詳しくはこちらからどうぞ。
JAかごしま茶業 ちらん茶畑午後3時
鹿児島県の南九州市知覧町産の知覧茶で、味のバランスがよくリピーターの多い緑茶。
値段の割においしいお茶として、コストパフォーマンスが最高などの声がたくさん集まっています。
本格的な美味しいお茶を飲みたい方におすすめの商品です。
パッケージには、茎も粉も一緒に入っていて見た目は不揃いだけど味がある。コミュニケーション緑茶。
と記載されています。
300gのお得パックなので、ぜひ試してみてくださいね。
詳しくはこちらからどうぞ。
AGF 新茶人 宇治抹茶入り上煎茶
コーヒーで有名なメーカーであるAGFの煎茶で、スティックタイプです。
こちらもインスタントタイプなので、冷たい水にでもさっと溶けて手軽に楽しむことができます。
他のメーカーと比べると溶け感が違って、さらっと溶けるので粉っぽさが残りません。
期待以上に美味しいと評判が高い商品です。
同じ商品でほうじ茶もあるので、飲み比べてみても楽しそうです。
詳しくはこちらからどうぞ。
コカ・コーラ 綾鷹
緑茶のペットボトル飲料で人気の高い綾鷹は、飲みやすく深い味わいが特徴です。
旨味や渋み、苦みが絶妙なバランスで、日本人の食事や口にとても合います。
ペットボトルタイプなので、ネットで定期便を購入して、持ち運びするのにも便利ですよ。
美味しいに飽きがこない、食事以外にも運動時や来客時など様々な場面で活躍するなど、嫌いな人がとても少ないお茶です。
詳しくはこちらからどうぞ・
サントリー 伊右衛門 特茶
トクホの緑茶もさまざまな会社が販売しており、中には苦みがあるものや薬のような味がするものもあります。
サントリーの特茶は、トクホのお茶の中でも飲みやすく美味しい緑茶と人気です。
特茶にはたまねぎ三個分のケセルチン配糖体が含まれています。
体脂肪の燃焼を助ける働きをもっており、体脂肪が気になる人向けの緑茶です。
生活習慣病予防として飲んでいる人も多いようですね。
毎日飲み続けても飽きずに飲めると人気の商品です。
詳しくはこちらからどうぞ。
まとめ
私たちがいつも当たり前に飲んでいる緑茶ですが、実は体によい成分がたっぷり入っています。
効果や効能も、他の飲み物に比べるとたくさんあり、健康茶の代表ともいえるでしょう。
緑茶のパワーを知ることで、ありがたい気持ちでいただくことが出来そうですね♪