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黄茶とは~7つの効果・効能と味、作り方やおすすめの飲み方まとめ

日本には緑茶、抹茶、麦茶などたくさんの種類のお茶が存在しますが、

それ以上に中国にも最多と言われるほど様々な種類のお茶があります。

香り豊かなジャスミン茶、プーアール茶、ウーロン茶、白茶、青茶、黒茶など、

あまり聞き馴染みのないお茶もあり、お茶の世界はとてつもなく広いことを実感させられます。

今回は、中国のお茶である「黄茶」について詳しくご紹介していきます。

「黄茶」は「きちゃ」や「ホァンチャ」「ファンチャ」と呼ばれているお茶です。

発酵度が浅い順から緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶と分類されており、

味わいや色合い、香りなどもそれぞれ特徴があり違って、飲み比べても楽しそうですね。

「黄茶って飲んだことがないけど、黄色いお茶のこと?」

「黄茶の味は緑茶に近い?どんな味がするのか気になる!」

「日本でも黄茶を飲んでみたい!おすすめの市販の黄茶はあるの?」

など、黄茶に興味や疑問を抱く人もいらっしゃるでしょう。

黄茶がどのように作られているのか、またなぜ黄茶という名前がついたのか、

黄茶の歴史などを知り、中国のお茶について知識を蓄えてみましょう。

中国のお茶に興味のある方、いつもと違ったお茶を飲んでみたい方、世界のお茶が好きな人など、

お茶に興味のある人の参考になれば嬉しいです。

黄茶とは

お茶の中でも珍しい黄茶とは?

黄茶は前漢時代から作られ始めたといわれる、とても歴史の長いお茶のひとつです。

中国のお茶は大きく分けて6つのお茶に分類されており、その中でも黄茶は特に稀少であり、珍しいお茶です。

100g1万円を超える黄茶も珍しくはありません。

生産量はとても少なく、中国茶全体の10%に満たないほどしかできないので、

中国に出向いてもなかなか飲むことができないこともあります。

もともと黄茶は、緑茶を作っている家庭で偶然に見つけられたお茶でした。

緑茶を作るときに、揉みこみ作業の後、乾燥が足りず茶葉が黄色くなってしまいました。

このお茶で製造されたところ、美味しくいただけることから飲まれるようになったのです。

『黄茶』と呼ばれるのは、茶葉が黄色いことが所以です。

白茶も茶葉に白い産毛がたくさん生えており、茶葉が白く見えることから白茶と呼ばれます。

お茶に色の名前が付いているのは製造方法だけでなく、茶葉の色も関係深くあります。

黄茶の主な産地ですが、四川省や湖南省、湖北省、安徽省、広東省などで中国の東地域に多いようです。

黄茶の製造工程

黄茶は製造を開始して出来上がるまでに約70時間かけて作られるそうです・

製造方法は緑茶とほとんど一緒なのですが、『悶黄(もんおう)』と呼ばれる熟成工程が特徴的と言えます。

悶黄とは、微生物による発酵と考えられていました。

しかし、茶葉に含まれているポリフェノールが酵素なしで酸化するので、微生物は関与していません。

酸化は、加熱処理の際に低い温度から徐々に温度をあげ、その後ゆっくりと下げることで促されます。

最初から高い温度から加熱してしまうと、ポリフェノールの酸化が起こらないようです。

ポリフェノールは、もともとクロロフィルという葉緑素を含んでおり緑色をしています。

しかし、酸化されると緑色から透明になり、その後黄色に変化していくので、黄色い茶葉になるのです。

製造工程は、①殺青②揉捻③初烘④悶黄⑤乾燥で作られています。

①は、茶葉を軽く揺さぶり撹拌させ、発酵をゆっくりと進めていきます。緑茶でもされますね。

②は手や機械を使い、茶葉をもんで形を整え、発酵を促す作業です。

③は茶葉を乾燥させる作業で、1回目の乾燥させることを指しています。

④は茶葉を蒸らすように発酵させる工程です。

⑤は茶葉をカラカラに乾燥させて出来上がります。

黄茶はこの5段階の製造工程で作られています。

黄茶の代表的な銘茶は?

黄茶には大きく2つの銘茶があります。

ひとつは「君山銀針(くんざんぎんしん)」と呼ばれる中国の代表的なお茶です。

生産量が少ないので、とても貴重なお茶です。

グレードの高い君山銀針は、茶葉が黄色くまるまると太っているそうですよ。

もう一つの代表的な銘茶は、「霍山黄芽(かくざこうが)」と呼ばれるお茶です。

唐の時代、皇帝にも献上されるという高級なお茶で歴史も長く、「芽茶」とも呼ばれています。

爽やかな味わいで、栗に似たようなほのかな甘みを感じるお茶です。

黄茶の味~おいしい?まずい?

黄茶を飲んだことのない人は、どのような味なのか想像がつきませんね。

緑茶に近い味なのか、はたまた味はないのかなど、気になるところです。

悶黄の工程で味や香りに差が出やすく、良いお茶ほど際立った香り、甘味の強いお茶となります。

実際に飲んだ人の感想としては、中国紅茶の味に似ている、味は八方美人、緑茶を想像して飲むと薄い、

月の光のように繊細なお茶などの表現があり、こんな味だと表現するのが難しいお茶のようです。

またお茶を淹れた際の香りは、ふんわりとしていて何とも言えない特徴的な香りがします。

緑茶でもなく、ウーロン茶でもなく、黄茶独特の味や香りがあり、繊細な味と言えます。

苦手な人の意見はほとんどなく、ヨーロッパなどでも人気のお茶なので、世界中で愛され、

飲みやすいお茶だということはわかりますね。

黄茶の7つの効果と効能~ダイエットや便秘改善効果はどう?

黄茶などのお茶には、カフェインやカテキン、ポリフェノールなどの成分が含まれています。

次のような効能も様々あり、健康的なお茶のひとつです。

眠気覚まし・覚醒の効果がある

緑茶や白茶と同じように黄茶にもカフェインが含まれています。

カフェインの量はコーヒーなどに比べると少なめです。

カフェインは、人の脳の中枢神経を興奮させる働きがあり、目が冴えます。

お腹が膨らんで眠くなったときや、夜の仕事や勉強・運転で目を覚まさなければならないとき、

すっきりしたいときなどに飲むと効果を発揮します。

眠くなる原因のひとつとして、「アデノシン」という成分があります。

カフェインはアデノシンの眠くなる働きを阻止する働きがあるので、眠気覚ましに繋がるのです。

また、カフェインには即効性があり、短くても1時間以内には効果を発揮します。

そのため、眠気を感じたときにすぐ飲んでも眠気覚ましになるのです。

便秘の予防や解消ができる

カフェインと聞くと飲むと目が覚める、妊娠中は避けるなどのイメージがありますが、

他にも便秘に良い効果を発揮してくれます。

カフェインは腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促す役割ももっています。

腸の動きを活発化してくれるので、便が硬くなかなか出ないという便秘気味の人におすすめです。

さらに、お茶に含まれているカテキンは、腸の善玉菌を増やしてくれる働きがあります。

善玉菌が増えると、自然と悪玉菌が減っていくので腸内環境が整っていくのです。

すると、便秘になりにくい体質を作ることができます。

黄茶だけでなく、カテキンが含まれているお茶にはカフェインやカテキンが含まれているので、

便秘中や便秘気味の方は、ぜひ飲んでみてください。

ダイエット効果アリ

カフェインは、眠気覚まし、便秘予防だけでなく、ダイエット効果も期待できるのです。

その理由としては、カフェインは脂肪燃焼を促進する働きももっています。

カフェインは、脂肪を分解する酵素である「リパーゼ」の働きを活発化させて、

脂肪の燃焼を助ける働きをします。

さらに、脂肪の体内への吸収を抑える働きも併せ持っているので、

ダイエット中の方におすすめの飲み物なのです。

トクホなどの飲み物でも「脂肪燃焼を助ける」とありますが、カフェインの働きも入っているのですね。

口臭の予防や虫歯の予防になる

お茶に含まれているカテキン、黄茶にも含まれています。

カテキンは、口臭の予防や虫歯予防にもなり、日本人も多く抱える気になるお口の症状に効果的です。

虫歯は、ミュータンス菌が歯にくっつき、そこで酸をつくりエナメル質を溶かしていくことでできます。

カテキンはミュータンス菌の増殖を抑えることができます。

食後や眠っているときにミュータンス菌は増殖していくので、お茶を飲むことで予防できるのです。

また、口臭はお口の菌が増えることでも発生します。

菌の増殖を抑えることで、合わせて口臭予防に繋がることになるのです。

抗ウイルス作用がある

カテキンは、細菌やウイルスなどの増殖を防ぐ役割もあります。

インフルエンザやノロウイルス、他にも身体に悪いとされる細菌などの増殖を防ぎ、風邪予防にもおすすめです。

カテキンを摂取していると、ウイルスが細胞にくっつきにくい状態を作るので、

ウイルスなどが増殖できず、そのまま死滅してしまうので、風邪などの予防になるのです。

アンチエイジング効果が期待できる

黄茶はポリフェノールの酸化によって黄色くなっているので、ポリフェノールの効果も期待できます。

ポリフェノールといっても、自然界には5,000種類以上存在しています。

カテキンはポリフェノールのひとつなのです。

カテキンには、強い抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、肌のシミやしわ、髪のつやがなくなるなど酸化によって起こる老化を止める働きです。

酸化とは錆びることとも言われており、老化と言われる症状を引き起こします。

女性には嬉しくない酸化をとめる作用を止めてくれるので、アンチエイジングに繋がります。

リラックス効果・安眠効果がある

黄茶にはテアニンというアミノ酸の成分が含まれています。

テアニンはお茶に含まれている成分であり、お茶の旨味を引き出す役割をもっています。

また、緊張を和らげ興奮状態を沈めてくれる働きがあります。

そのため、黄茶を飲むことでほっとリラックスでき、自然な眠気も誘ってくれます。

なかなか寝付けないときのナイトティーとして飲んでも良いでしょう。

しかし、少なからずカフェインも入っているので、体質によっては逆に目が覚めてしまうこともあり、

飲む量に注意してみてくださいね。

黄茶のカフェインはどれくらい?妊娠中の妊婦は飲んでも大丈夫?

妊娠中や授乳中の方、カフェインにより下痢になりやすい方などは、黄茶に含まれているカフェイン量も

おさえておきたいポイントのひとつですね。

黄茶は、茶葉の種類や蒸す時間、また1煎目や2煎目でもカフェイン量は違います。

比較対象として、コーヒーには100mlあたり約60㎎のカフェインが含まれています。

また紅茶には100ml当たり約30㎎のカフェインが含まれています。

煎茶や緑茶には、100mlあたり20㎎から30㎎含まれています。

白茶や黄茶などは、煎茶や緑茶よりも少し少なめのカフェイン量が含まれており、

100mlあたり5㎎~20㎎含まれていると言われています。

妊娠中には1日の摂取目安量として約100㎎以内であれば問題がないと厚生労働省でも表示されています。

そのため、黄茶を飲むのであれば、45杯程度であれば大丈夫ということです。

そこまでカフェイン量には神経質にならずに飲んでよいでしょう。

黄茶のいれ方、作り方とおすすめの飲み方

黄茶は茶葉のひらひらとした動きを目で楽しむという方法もあります。

そのため、おすすめは陶器の急須ではなく、耐熱用のガラスの急須やグラスがよいでしょう。

150㏄に対して5gほどの茶葉を目安にします。

急須や茶壷に5gの茶葉をいれて、70度のお湯(沸騰して冷ましたお湯)を入れ5分蒸らします。

蒸らし時間はお好みなので、飲みながら調節してみてくださいね。

その後茶碗などの茶器に入れて味わってください。

黄茶は楽天やamazonで買える?おすすめ〇選

黄茶は珍しいお茶の種類ではありますが、ネット通販でも購入することができます。

そこで、おすすめの市販の黄茶をご紹介していきます。

中国黄茶君蒙頂黄芽30g缶入り

四川省の蒙山の頂上付近を産地とする茶葉を使用した黄茶です。

お湯をそそぐと、ジャンプするように優雅に茶葉が動くのを楽しむことができます。

君山銀針よりも親しみやすいお茶で、値段も安いので、黄茶初心者におすすめです。

黄金色の水色をして爽やかな渋みと甘い余韻が特徴のお茶です。

150㏄のお湯に茶葉3gが目安で3煎ほど入れられます。

缶に入っているので、保存もでき飲みたいときに飲めるというのも嬉しいポイントの商品です。

詳しくはこちらからどうぞ。

中国黄茶君山銀針30g缶入り

君山で45日前後の数日間に摘まれた新芽だけをつかった茶葉です。

他の黄茶の茶葉に比べると稀少なため少しお値段は高めで、贈答品などにも人気です。

ほのかにすっきりとした甘みが特徴で、紅茶のような甘みも感じられます。

喉ごしもよく爽やかなお茶です。

こちらも缶に入っているので、保存ができます。自分へのご褒美にもおすすめです。

詳しくはこちらからどうぞ。

黄茶北港毛尖(ほっこうもうせん)50g

中国の湖南省にある北港地区で作られている茶葉で、皇帝にも献上されていました。

緑茶よりも青みのある香りで、プーアール茶と緑茶の間のような味わいです。

まろやかで甘みもあり、飲んだ後の余韻もまた美味しいお茶です。

こちらは300mlに対して5gの茶葉をいれて蒸らし、お値段も財布に優しいので、

手軽に黄茶を味わってみたいという方にもおすすめの商品です。

詳しくはこちらからどうぞ。

まとめ

高級でなかなか飲むことができないと言われる黄茶ですが、市販のお茶もあり日本にいても飲むことができます。

7つの効能をもち、身体によい健康茶のひとつです。

品の良い香りと不思議とくる甘さから、日頃の疲れを癒してくれそうですね。

中国のお茶を飲んでみる機会がありましたら、ぜひ黄茶も味わってみてください。